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    今シーズン台風“多発”か…強いモンスーン影響で日本付近で急速発達の可能性 スーパーエルニーニョ発生の2015年と同傾向

    台風シーズンが到来した。今夏は平年以上に発生数が多くなると村田光広気象予報士は警戒を呼び掛ける。

    5月までに平年の2倍以上、6個が発生

    今年の台風の特徴は大きく2つ。まず1つ目は、発生数が平年より多いこと。そしてもう1つは日本付近で発達するおそれがあることだ。

    その根拠となるのが、南米ペルー沖の海面水温が平年より高くなる「エルニーニョ現象」である。今年はさらに、太平洋の広い範囲で海面水温が高くなる「スーパーエルニーニョ」が予想されている。

    このスーパーエルニーニョが発生すると、南の海上では台風の元となる積乱雲が非常に発生しやすい状況に。現に、今年5月までの台風の数はすでに6個に達しており、平年のこの時期の実に2倍以上のペースだ。

    11年前、2015年にもスーパーエルニーニョが発生

    加えて今年は、日本近海の海面水温も高い状態が続いている。台風は暖かい海水をエネルギー源とするため、日本に近づく過程でも勢力を落とさず、場合によってはさらに発達しながら上陸するおそれがある。

    さらにモンスーンと呼ばれるインド洋からの季節風が強いこともポイントとなる。この季節風が大量の水蒸気を日本付近に供給することで、台風が日本近海で急速に発達する可能性があるのだ。

    同様の状況が起きた過去の事例がある。11年前、2015年のスーパーエルニーニョだ。

    この年は、統計開始以来初めてとなる12カ月連続で台風が発生。年間の発生数は平年を上回る27個に達し、うち約6割にあたる16個が「非常に強い」勢力にまで発達した。

    台風の発生ピークは8月と9月。しかし6月や7月も油断はできない。この時期は前線が停滞していることが多く、台風が接近・上陸した際には前線との相互作用によって大雨被害が深刻化しやすいからだ。

    避難情報の確認、非常用品の準備、ハザードマップの把握など、日常的な備えの積み重ねが、命を守る最初の一歩となる。

    今シーズン台風“多発”か…強いモンスーン影響で日本付近で急速発達の可能性 スーパーエルニーニョ発生の2015年と同傾向

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