農林水産業に深刻な影響をもたらす異常気象について学ぶシンポジウムが6月8日、岩手県盛岡市で開かれました。
この中では専門家が、コメは暑さに強い品種への改良が必要と述べました。
このシンポジウムは、農林水産業の被害対策に役立てようと県などが開いたもので、農家や漁業者など約180人が参加しました。
基調講演では三重大学大学院の立花義裕教授が、夏の猛暑が続くメカニズムを説明しました。
三重大学大学院 立花義裕教授
「猛暑が延々と続く理由の一つにこれがある、海の温度があまりにも異常」
立花教授は温暖化によって海水温が上昇し、さらに海上で暖められた空気が列島を覆うことで夏の猛暑が長引いていると指摘、三陸沖では2025年7月の海水温が例年を5・6度上回っていて、魚の不漁にもつながっていると述べました。
またコメの不作や品質の低下も避けられないとして、暑さに強い品種への改良を提言しました。
三重大学大学院 立花義裕教授
「コメは放っておくと収穫量が減る。暑さや乾燥に強いコメに変えないといけない」
その上で温暖化防止を他人事と考えず、二酸化炭素の削減などに積極的に取り組むべきと呼びかけました。

