警報級の大雪で取られる道路の「予防的通行止め」。しかし今月、国道8号で予防的通行止めの措置が取られたものの、実際は通行することができ「わかりにくい」という声が上がっている。
大雪が予想された今月11日と21日。富山県内の高速道路や国道8号では予防的通行止めの措置が取られた。
しかし、11日午後5時の国道8号では「予防的通行止め」とは言いながら、車線上の規制はなく走行はできた。
「通行止めなのに、実は通ることができる」。ネット上では「嘘の発表?」や「過剰すぎ」などのコメントが相次ぎ、国道8号を管理する富山河川国道事務所にも多くの反応があったといい、中波政志副所長は「電話とかでも100件を超える問い合わせがあった」と語る。
「通行止めなのに、実は通ることができた」。その理由を聞くと、中波副所長は「実際のところ、通行止めを行うまでには至らなかった。除雪が追いついたので。車両の流入を防ぎたいという思いもあったので、広報の方は通行止めとさせてもらった」と理解を求める。
大雪に伴う道路の通行止めは、昨今「立往生を防ぐため」という目的に変わり、ドライバーの理解も広がっている。
しかし、富山県内の国道8号は脇道や交差点も多く、本当の意味での通行止めが可能かといえば、そうではないという。
中波副所長は「(通行止めは)なかなか難しい。実際来た車を迂回させなければならない。いろんな状況が出てくると思うので、今現在フォーメーションは組めるような状況にない」とした。
また、「8号の完全な通行止めは課題は多い」としながらも、富山河川国道事務所は積雪次第では区間を区切るなどして、物理的な通行止めに踏み切る可能性があるとしている。
中波副所長は「大規模滞留など最悪な状況を回避するため、情報の発信は続けたい」と県民に冬季の道路確保について理解と協力を求めた。
(富山テレビ放送)

