酷暑日とは?40℃を超えやすい地域や近年増加傾向にある原因について解説
この記事では、酷暑日の定義や酷暑日になりやすい地域、酷暑日に関する記録、増加の原因などについて詳しく解説します。
酷暑日とは?「最高気温が40℃以上になった日」
▼日本気象協会による酷暑日の命名について(2022年)
https://tenki.jp/suppl/tenkijp_labo/2022/08/02/31275.html
▼気象庁による40℃以上の日の名称決定について(2026年)
https://tenki.jp/forecaster/m_seta/2026/04/17/38572.html
<猛暑日・真夏日・夏日との違い>
猛暑日・真夏日・夏日は、酷暑日と同じく、気象庁が一日の最高気温を基準に定義している言葉です。35℃以上を猛暑日、30℃以上を真夏日、25℃以上を夏日と言います。
酷暑日の発生傾向|西日本で少なく東日本で多い?
都道府県ごとでは、最も観測回数が多いのは群馬県で、次いで岐阜県・埼玉県と、内陸県が多くなっているほか、新潟県などフェーン現象の影響を受けやすい日本海側の地域でも観測回数が多くなっています。
一方、西日本での酷暑日の事例は意外にも少なく、9地点に留まっています。なかでも南国のイメージの強い九州・沖縄ではこれまで酷暑日の観測記録は一度もありません。特に沖縄地方は、四方を海に囲まれているため海からの風が暑さを和らげてくれる、高い山がないためフェーン現象が起こりにくいといった特徴があります。そのため最高気温は過去の記録を全地点遡っても36℃台に留まっています。
※九州地方における最高気温記録は2018年8月13日の大分県日田市で39.9℃です。
https://tenki.jp/forecaster/takahitoishikake/2018/08/13/1713.html
※沖縄地方における最高気温記録は2013年8月7日の沖縄県南城市糸数(※他数地点あり)で36.1℃です
酷暑日の記録|多治見では過去8回も酷暑日に
また、高知県四万十市では酷暑日を計4回観測していますが、4日連続(2013年8月10日~13日)での観測記録となってます。
※2025年8月5日「伊勢崎(群馬)で41.8℃」
https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2025/08/05/35025.html
酷暑日が増えている?その原因は?
こうした極端な高温が増加している背景には、地球温暖化による地球全体の気温や海面水温が上昇、ヒートアイランド現象、数十年規模で起こる大気の自然変動など、さまざまな要因が関係していると考えられています。
その項目というのが、「猛暑日が増えている原因」の記事※でも説明している、「気温観測点の大部分を占めるアメダス観測点では、過去と現在で気温観測の統計方法が変わっている」という点です。
具体的には、2000年までは「1時間毎」の値を、2008~9年までは「10分毎」の値を、そして現在は「10秒毎」の値を、その日の最高気温として記録するようになっています。
例えば、「1時間毎」の値から最高気温を決めるのであれば、1日あたり24個のデータから最高気温を決めることになります。一方で、「10秒毎」の値から最高気温を決めるのであれば、1日あたり8640個のデータから最高気温を決めることになります。
つまり、8640÷24=360で、現在は2000年の時より360倍細かく気温をみて最高気温を決めていることになります。瞬間的な高温が以前より格段に拾いやすくなっているのが分かりますよね。
【アメダス観測点における気温統計方法の変遷】
・~2000年まで:最高気温は1時間毎の値から採用(つまり24回/日)
・2001~2009年まで:最高気温は10分毎の値から採用(つまり144回/日)
・2009年~現在 :最高気温は10秒毎の値から採用(つまり8640回/日)
※気象庁 | 日本の季節平均気温
https://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/temp/sum_jpn.html
酷暑日はいつも以上に熱中症に警戒を
「酷暑日」が予想されているときは、熱中症情報や熱中症警戒アラートなどの情報を確認するとともに、いつも以上に熱中症対策を意識して行動しましょう。

