明日20日朝は全国的に冷える 関東以西は今朝より冷える所も ヒートショック対策を
明日20日朝 今季一番冷える所も
日中は、晴れた所も気温があまり上がらず、最高気温は東京都心で14.3℃、大阪市は13.7℃など12月上旬並みの寒さでした。新潟市は7.8℃までしか上がらず、年末の頃の寒さとなりました。
日本海側の雪や雨も弱まってきましたが、夜間晴れるほど放射冷却が強まり、翌朝にかけて気温が下がります。明日20日朝は各地で強い冷え込みが続き、予想最低気温は名古屋市で4℃、東京都心や大阪市で6℃、鹿児島市で9℃など関東から九州にかけてを中心に今朝以上に冷える所がありそうです。
冷え込みが強まる季節、暖かい部屋から寒い部屋への移動など、急激な温度の変化によって身体がダメージを受ける「ヒートショック」が発生しやすくなるため注意が必要です。
ヒートショック予防 家の中で寒い場所は?
普段、過ごしている部屋が暖かくても、寒い脱衣所・洗面所に移動した場合は、特に注意が必要です。脱衣所・洗面所で寒さを感じると血圧が上昇し、その後、温かいお湯に入ると血圧が低下するなど、血圧の急激な変動をもたらし、ヒートショックを引き起こすおそれがあります。
そこで、ヒートショックを防ぐために、入浴前には、小型の暖房器具などを使って、脱衣所・洗面所を、暖かくしておきましょう。できるだけ、脱衣所・洗面所とお風呂場との温度変化がないようにするのがポイントです。
また、トイレも、5割以上の方が家の中で寒いと感じ、ヒートショックが起こりやすい場所です。トイレにも小型の暖房機を置いたり、暖房便座を設置したりして、なるべく暖かくしてください。
住宅全体を暖めて ヒートショックを防ごう
家によって違いはありますが、例えば、冬の場合、脱衣所・浴室の室温は10度、浴槽のお湯の温度は42度だと、その「差」は32度にもなります。一方、夏の場合は、脱衣所・浴室の室温は25度、浴槽のお湯の温度は38度だと、その「差」はたった13度です。
寒い脱衣所に対して、熱すぎる浴槽のお湯との「温度差」が大きければ大きいほど、ヒートショックのリスクが高まります。
そこで、入浴前に、暖房器具などで脱衣所の室温を上げて、浴槽のお湯との「温度差」が小さくなるよう工夫することが必要です。また、冬でもお湯の温度は41度以下を心がけ、お湯につかる時間は10分までを目安にしましょう。半身浴でも、長い時間、お湯につかると、体温が上昇する可能性がありますので、お気をつけください。
