九州 宮崎や鹿児島は総雨量300ミリ超も 台風弱まっても土砂災害に警戒
3日からの雨量
九州では台風の接近前から大雨となり、3日の降り始めからきょう5日午前10時までの総雨量は、宮崎県日南市深瀬で321.0ミリ(平年7月の約61%)、鹿児島県肝付町の内之浦で302ミリ(平年7月の約82%)と300ミリを超えました。特に、九州の太平洋側で200ミリを超えた所が多くなっています。
また、けさは台風本体の活発な雨雲がかかり、長崎県雲仙市や福岡県大牟田市、熊本県荒尾市では1時間に100ミリを超える猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表されました。
午後も一時雨脚強まる所も
午後も台風の湿った空気が残るため、九州は所々で一時雨や雷雨となり、大分県や鹿児島県は夕方まで局地的に雷を伴い激しい雨が降るおそれがあります。
これまでの大雨で、地盤が緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害が起こるおそれがありますので、警戒・注意して下さい。
増水した川や用水路などには、近づかないようにしましょう。
また、沿岸海上は風がやや強く、うねりを伴い波が高い所が多いですので、引き続きご注意下さい。
土砂災害の危険度
大分県南部から宮崎県、鹿児島県大隅地方で、土砂災害の危険が注意や警戒になっています。雨が弱まっても、もうしばらく土砂災害に警戒して下さい。
