明日8日にかけて北海道では大雨による土砂災害に注意 向こう1か月も暑さが残る
明日(8日)にかけて低気圧が通過 道北などで引き続き大雨による災害に注意を
低気圧は今夜には道東方面に進み、明日8日にはオホーツク海に抜けてやや発達しながら北海道付近から離れる見込みですが、明日にかけても道北などを中心に大雨となる可能性があり、明日午後6時までの24時間に降る雨の量は道北やオホーツク海側の多い所で80ミリの予想となっています。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに十分注意して下さい。
この先1か月は晴れる日が多く、気温は高め 夏の暑さが続く可能性も
1週目(8月9日~8月15日)気圧の谷の影響を受けることも 蒸し暑い日が多くなりそう
9日(土)~11日(月祝)は3連休の方も多いかと思います。この3日間は広く晴れ間や日ざしがありますが、気圧の谷や湿った気流の影響を受けて道北や道央などでは雨の降る時間があるでしょう。変わりやすい天気となりそうですので、外出の際には折りたたみ傘など雨具の用意があると安心です。
連休明けの12日(火)~14日(木)は、北海道付近は高気圧の圏内となり、晴れ間の出る所が多くなるでしょう。なお、この期間は本州方面に停滞する前線が北上する可能性があり、太平洋側では雲が広がって雨となる可能性があります。最新の気象情報に留意ください。
最高気温は、連休最終日の11日までは平年並みか3度ほど高いでしょう。翌12日(火)以降は全般に平年より5度ほど高く、札幌や旭川など内陸を中心に30℃を超える真夏日となる所もありそうです。湿った気流の影響で蒸し暑い日が多くなる見込みですので、食品の管理などに引き続き注意して下さい。
2週目(8月16日~8月22日)引き続き気温は高め かなりの高温となる恐れも
例年、この時期には北海道付近に「秋雨前線」と名の付く前線が停滞して雨をもたらし、時には一日に100ミリを超える大雨に見舞われる所もあります。この期間も秋雨前線の影響を受ける可能性がありますが、それ以上に今年は太平洋高気圧の日本付近への張り出しが強く、北海道付近もこの高気圧に覆われる日が多くなるでしょう。高気圧の縁を回る南からの暖かく湿った空気の影響を受け、お盆時期が過ぎても厳しい暑さが続く恐れがあります。万一熱中症の症状がみられ、症状か改善されない時には速やかに医療機関を受診するなど、万全の熱中症対策を怠らないように過ごしましょう。
3~4週目(8月23日~9月5日)太平洋高気圧の張り出しが続く 厳しい残暑となる可能性も
9月になると道内では日中は暑くても、内陸を中心に朝晩は気温が下がってひんやりとする日もありますが、今年は上空に暖かい空気が入り、8月の暑さが9月のはじめにも残る見込みです。また、北海道周辺海域の海面水温も全般に4~5度ほど高く経過しており、このまま推移すると9月になっても最低気温が下がりづらくなる可能性があります。
引き続き暑さ対策を忘れずに、体調を崩さないよう、お過ごしください。
