トリプル台風は珍しくない?過去には5個同時発生も 10月にかけ台風シーズン備えを
今年3回目の「トリプル台風」 4個だと10年に一度レベル 5個は1回のみ
ただ、同時に4個の台風が存在する「クアドラプル台風」は珍しく、10年に一度レベルです。昨年2024年11月12日は、台風22号、23号、24号、25号と同時に4つの台風が存在。これは2017年7月23日以来、7年ぶりのことで、11月としては統計開始以来、初めてのことでした。
さらに、5個の台風が存在した事は1951年の統計開始以来、一回しかありません。1960年(昭和35年)8月23日15時~24日9時、天気図上に台風14号・15号・16号・17号・18号と、5個の台風が並びました。東京オリンピックの4年前、ローマ大会の直前だったため「五輪台風」とよばれました。
過去、命名台風は10個 うち9個が9月に襲来
中でも9月26日は、日本において歴史に名を残す台風がいくつも襲来した日です。特に、1950年代は台風被害が頻発。洞爺丸台風(1954年)、狩野川台風(1958年)、伊勢湾台風(1959年)が大きな影響を及ぼしました。
10月にかけて台風シーズン 日頃から備えを
アメリカ海洋大気庁によると、10月上旬にかけて、日本の南の海上では台風が発生しやすい状態が続く予想です。日頃からハザードマップを確認したり、側溝の掃除をして水はけをよくしておくなど、備えを万全に行いましょう。
