新春寒波が襲来 2日~3日は近畿で大雪のおそれ 京都市で積雪も Uターンに影響か
正月三が日は厳しい寒さ 2日(金)は広く雪 市街地でも積雪か
・12月31日(水)
31日(水)の大晦日は冬型の気圧配置に変わり、上空には次第に寒気が流れ込む見込みです。中部と南部では晴れる所が多いですが、北部では雨が降ったりやんだりで、標高が高い場所では雪に変わる所も出てくるでしょう。
・1月1日(木)~3日(土)
正月三が日は寒気の流れ込みが本格的になり、2日(金)の夜間は寒気の底となるでしょう。北部では断続的に雪が降り、局地的にカミナリを伴って降り方が強まる見込みです。中部と南部では、1日(木)の元日は広い範囲で晴れて、初日の出を見られる所が多い見込みです。ただ、2日(金)は中部と南部でも次第に雪の降る所が多くなり、市街地も含めて積雪や凍結する所もあるでしょう。3日(土)は晴れ間が広がりますが、夜に降った雪で交通機関などへ影響が出ている可能性があります。最新の情報をこまめに確認してください。
・4日(日)~6日(火)
4日(日)は寒気の流れ込みが弱まり、中部と南部を中心に晴れる所が多いでしょう。5日(月)の仕事始めは、再び上空に強い寒気が流れ込む見込みです。三が日ほどの寒気の強さではないものの、北部では雪や雨が降ったりやんだりで、中部でも雪の降る所があるでしょう。6日(火)も北部では雪や雨の降る所がありますが、中部と南部ではおおむね晴れる見込みです。
気温は、平年並みか平年より低い日が多いでしょう。特に正月三が日は、朝晩の冷え込みに加えて、昼間も寒さが厳しい見込みです。初日の出や初詣へお出かけの際は、万全の寒さ対策をなさってください。
雪のピークは2日(金)の夜間 北部を中心に大雪・交通障害のおそれ
2日(金)から3日(土)の午前中にかけては、北部を中心に大雪となるおそれがあります。特に、2日(金)の夜は近畿地方の北部で雪の降り方が強まり、短時間で一気に積雪が増える所もある見込みです。京阪神の都市部など、普段あまり雪が降らない地域も雪となり、京都市などの平地でも積雪のおそれがあります。雪に不慣れな地域では、転倒やスリップ事故のリスクが高まり、初詣やUターンの足に影響が出るおそれもあります。今後の最新の情報に注意し、安全に十分配慮するようになさってください。
雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
普段は雪の少ない所で「雪」予想 特に注意すべき場所は?
1つめは、歩道橋の上や橋の上です。地面と接していないので、地面からの熱が伝わりにくく、凍結しやすくなります。
2つめは、バスやタクシーの乗り降り場所です。人の乗り降りや車のタイヤによって、雪が踏み固められると、滑りやすくなります。
3つめは、横断歩道です。多くの人や車が通ることで、雪が踏み固められやすくなるだけではありません。特に、白線部分は水が染み込みにくく、薄い氷の膜が出来やすいです。
4つめは、地下への出入り口や、建物への出入り口です。靴の底に付着していた雪が、出入り口付近に残っていることもあります。地下へ降りる時は段差があるため、更に危険です。
これらの場所では、特に気を付けて歩いてください。
