三が日は日本海側で警報級の大雪 西日本の太平洋側で積雪も 厳しい寒さ 2週間天気
正月寒波が襲来。1月1日(木)元日から3日(土)にかけては冬型の気圧配置が強まり、日本海側で雪が降り、積雪が急増するでしょう。2日(金)はJPCZの影響で、北陸から中国地方で警報級の大雪となる恐れがあります。太平洋側にも雪雲が流れ込み、積雪となる所があるでしょう。4日(日)以降も北海道から北陸では断続的に雪が降りそうです。
正月寒波で日本海側は警報級の大雪の恐れ 太平洋側でも積雪か
1月1日(木)元日から3日(土)にかけては冬型の気圧配置が強まり、今季最強レベルの寒気が流れ込むでしょう。日本海側は断続的に雪が降り、積雪が急増する見込みです。2日(金)はJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)※の影響で、北陸から中国地方で雪が強まり、警報級の大雪となる恐れがあります。Uターンラッシュ時に交通機関が乱れる可能性があります。最新の交通情報にご注意ください。近畿や四国など太平洋側にも雪雲が流れ込み、普段雪の少ない地域でも積雪となる所があるでしょう。関東の平野部でも夕方から夜にかけては雪が降り、東京都心でも初雪の可能性があります。
4日(日)から5日(月)も北海道の日本海側から北陸では雪が降り、さらに積雪が増えるでしょう。風も強まり、荒れた天気となりそうです。6日(火)は関東や近畿などでも一時的に雪や雨の降る所があるでしょう。
※「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」とは、シベリア大陸から流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分され、その風下である日本海で再び合流して形成される収束帯(雪雲が発達しやすいライン)です。JPCZによって、雪雲が発達しやすくなり、その雪雲が次々と流れ込むと、大雪となることが多々あります。
三が日は今季一番の寒さ
1月1日(木)元日から3日(土)にかけては、強い寒気の影響で全国的に厳しい寒さでしょう。最高気温は、札幌市では1日(木)元日はマイナス6℃と今季一番の寒さとなりそうです。東京都心や名古屋市、大阪市で2日(金)は7℃と真冬の寒さに。福岡市では4℃と今季最も低くなりそうです。朝晩は厳しい冷え込みとなるでしょう。初日の出や初詣のお出かけは万全な寒さ対策をなさってください。
4日(日)以降は三が日ほどではないですが、厳しい寒さの日が多いでしょう。
8日(木)以降も日本海側は雪 太平洋側は晴れて空気が乾燥
8日(木)からも北海道の日本海側から山陰は雪の降る日が多い見込みです。ただ、10日(土)から11日(日)は本州の日本海側の平地では雨が降り、道路に積もった雪がシャーベット状になったり、道路がぬかるんだりして、路面の状態が悪くなる所があるでしょう。
太平洋側は晴れて、空気が乾燥する見込みです。火災が燃え広がりやすい気象条件となりますので、火の元にご注意ください。
朝の冷え込みは強く、日中も厳しい寒さの日が多いでしょう。