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安国寺は西暦1339年、足利尊氏と直義兄弟が夢想疎石の勧めで国毎に利生塔と共に建てられたものです。南北朝抗争によって戦死者と後醍醐天皇の冥福を祈る事と共に、南北朝側に対する勢力誇示が目的でした。美濃国の安国寺が池田町小寺に創建されたことは、この地が政治・軍事上の要地であったことを物語っていると言えます。池田の安国寺は、戦国時代に兵火にあったり、池田山麓崩壊等の自然災害などでおとろえた時もありましたが、織田信雄が天正11年、西暦1583年にこの寺を保護するために出した禁制が遺されており、町の重要文化財に指定されています。