ラニーニャ現象が発生している時の夏(6月~8月)、日本の天候がどうなるのか、気になります。
気象庁によりますと、「ラニーニャ現象」が起きている夏は、日本付近では太平洋高気圧が北に張り出しやすく、梅雨前線が北上するため、梅雨入りが平年より早くなったり、気温が平年より高くなったりする傾向があるということです。また、沖縄・奄美では、湿った大気の影響を受けやすくなり、降水量が増えることが多いとしています。
さらに、前回、夏にラニーニャ現象が発生していたのは2020年夏でした。この年の夏は、平均気温が東日本と沖縄・奄美で平年よりかなり高く、北・西日本では高くなりました。そして、2020年8月17日には、静岡県浜松市で、国内歴代最高気温に並ぶ、41.1℃を観測しました。
このように、ラニーニャ現象の夏は、急に記録的な暑さになることもあります。
最新の予報をこまめにチェックして、暑さと大雨への準備は、早めに行ってください。