21日午後は東北~近畿で雨 北海道は雪 積雪の多い地域ではなだれや融雪に注意
今日21日午後は、東北から近畿の広い範囲で雨が降り、北海道は雪の降る所が多い見込みです。積雪の多い地域では、なだれや融雪による低い土地の浸水や土砂災害に注意してください。今日21日は、北陸など季節外れの暖かさとなっている所もありますが、このあと気温は上がらず、むしろ北よりの風が吹いて気温が下がり始めている所もあるため、服装に注意が必要です。
今日21日 全国的に雨 風が強まっている所も
今日21日昼前は、北海道から本州の日本海沿岸にかけて寒冷前線に伴う雨雲が発生しており、東海・近畿・四国付近には低気圧や湿った空気に伴う雨雲が発生しています。伊豆諸島周辺には活動が活発な雨雲が見られ、八丈島(東京)では午前8時30分までの1時間に19.5ミリのやや強い雨が降りました。
前線近くや等圧線の間隔が狭くなっている地域では風が強まっており、江差町(北海道)では最大瞬間風速23.2m/s(南西、4:30)、吉賀町(島根)では最大瞬間風速23.1m/s(北東、7:13)を観測しました。
今日21日も高温傾向だが、前線通過後は気温ダウン
今日21日午前11時の東京都心の気温は16.2度となっており、12月下旬の最高気温の平年値(11℃前後)を大きく上回っています。今日21日の関東は曇りや雨で日差しは期待できませんが、日中それほど寒さは感じないでしょう。
大阪は午前11時の気温は13.4℃で、今日21日未明からずっと13℃前後の状態が続いています。このあともあまり気温が上がらず、夕方以降は徐々に気温が下がる見込みです。近畿もこの時季の日中の気温としては高く、雨でも寒さは控えめとなりそうです。
北陸は前線に向かって南よりの風が吹いている所が多く、フェーン現象により気温が上昇。新潟県の柏崎市や上越市高田など、午前11時の気温が20℃を超えている所があります。北陸では沿岸部ほど季節外れの暖かさとなっていますが、このあとは徐々に気温が下がりそうです。
一方、すでに寒冷前線が通過して、冷たい空気が流れ込み始めている山陰や九州北部では、未明に最高気温を記録し、この時間は徐々に気温の下がっている所が多くなっています。福岡では午前2時51分に最高気温17.0℃を観測したあとは気温が降下し、午前11時の気温は13.0℃となっています。風向きも北よりに変わっており、このあとは冷たい風が強めに吹くため、風の防げる服装でお出かけください。
北海道も日本海側やオホーツク海側では未明に最高気温となってから気温が降下している所が多く、札幌では午前1時56分に最高気温7.0℃を記録したあと、午前11時は2.6℃まで気温が下がってきています。
今日21日午後 北海道~近畿で雨や雪 積雪多い地域は「なだれ」に注意
今日21日午後は、九州、中国、四国では、次第に天気は回復するでしょう。近畿、東海、関東は雨が降ったりやんだりで雷雨となる所もある見込みです。北陸は広い範囲で雨が降るでしょう。東北は北部から雨が降り始め、次第に雨の範囲が広がる見込みです。北海道は昼過ぎにかけて広い範囲で雨や雪が降り、夕方以降も所々で雪が降るでしょう。積雪の多い地域ではなだれや落雪、融雪による低い土地の浸水や土砂災害に注意が必要です。