気になる台風16号の進路ですが、今のところ、先になればなるほど、台風の予報円が大きくなっています。これは、まだ進路がハッキリと定まっていないことを表しています。また、予報円が重なっている部分もあるため、台風の動きが遅くなる可能性もあり、日本に近づくタイミングも変わる可能性があります。
もともと、台風は、ほとんど上空の風に流されて動きます。台風が多く発生する領域では、東風が吹いているため、はじめ東風に流されて、西へ進みます。その後、太平洋高気圧の「ふち」を吹く風に沿って北上し、偏西風に流されて北東へ進むことが多くなるのです。
今回の台風16号も、この先、上空の太平洋高気圧や偏西風の位置次第で、進路が定まってくるでしょう。台風16号の進路次第では、来週後半、大荒れの天気になるなど、本州にも影響がでるおそれがあります。
最新の台風情報を確認するとともに、台風への備えや対策は、早めに行ってください。