週末、屋外でのレジャーを予定されている方もいらっしゃるかもしれません。
「真っ黒い雲が近づく」「ゴロゴロと雷の音が聞こえる」「急に冷たい風が吹く」などは、発達した積乱雲が近づいているサインです。このような変化に気づいたら、急に激しい雨や雷雨になることがあるため、速やかに安全な場所へ避難してください。避難する場所は、近くのコンクリート製の頑丈な建物や、車の中が良いでしょう。木の下での雨宿りは、木に落ちた雷が人に飛び移ることがあるので、危険です。
周囲に建物や車がなく、避難できない場合は、頭をなるべく低くして、両手で耳をふさいで、しゃがみましょう。この時、重要なのが、両足のかかとをつけて、つま先立ちで姿勢を保つことです。両足のかかとをつけることで、万が一、地面を伝って体に電流が侵入しても、上半身まで伝わることなく、反対側の足から電流を流すことができます。また、つま先立ちをすることで、地面と接する部分を小さくできるため、足元から侵入する電流を最小限にすることができます。通電の可能性が高くなるので、地面に寝転んだり、腹ばいになったりしないようにしましょう。
単独の雷雲による激しい現象は、30分から1時間程度で弱まることが多いです。スマートフォンなどで
雨雲レーダーをチェックするなど、最新の情報を確認しながら、安全な場所で雷雲が過ぎるのを待ちましょう。