元台風5号に続き、台風6号も2日には朝鮮半島付近で熱帯低気圧に変わるでしょう。ただ、熱帯由来の暖かく湿った空気は、朝鮮半島付近で前線に取り込まれ、日本海を次第に南下する見込みです。更にこの前線には太平洋高気圧の縁を回って暖かく湿った空気も流れ込むでしょう。
北陸地方ではこの前線の通過が見込まれる3日から4日にかけて広く雨が降る見込みです。局地的には雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨の降る所もありそうです。雨量が予想以上に増える可能性もあり、低い土地の浸水や道路の冠水、河川や用水路の増水、氾濫には十分注意して下さい。3日から4日にかけてこの方面での夏山登山を計画されている方は、
最新の山の天気予報も参考に慎重な判断をお願いします。
土砂災害にも注意が必要で、気象台や自治体から発表される情報に十分注意して下さい。6月19日の地震で揺れの大きかった石川県珠洲市では少しの雨でも土砂災害の危険度が高まりそうです。金沢地方気象台では、大雨警報や注意報、土壌雨量指数基準を通常より引き下げた暫定基準で引き続き運用しています。