1月6日に発生した島根県東部を震源とする地震で、各地で「長周期地震動」が観測されました。
鳥取県西部では、揺れが最も大きい「階級4」が観測されました。
実際にどのような揺れだったのか取材しました。
境港市の夢みなとタワー、地上からの高さは43メートル、その最上部、高さ約35メートルのところに展望室があります。
その展望室に設置された防犯カメラ映像。
6日の地震発生時、天井から吊り下げられた展示物などが激しく揺れているのが見て取れます。
画面右下を見ると、設置された機械が滑るように激しく動いています。
夢みなとタワー・掃部真一館長:
こちらのメダル刻印機という機械が大きく揺れました。
当時は(キャスター)ロックがかかったままでかなり滑っていましたので、今まで想定もしてなかった揺れなので。
重さ約30キロのメダル刻印機。
キャスターにはロックがかかっていて、かなりの力を加えないと動きません。
この大きく激しい揺れをもたらしたのが、長周期地震動。
揺れが1往復するのにかかる時間=周期が長い揺れです。
2011年の東日本大震災のときの東京・新宿の高層ビルの映像では、建物が大きくゆっくりと左右に揺れているのが分かります。
高層ビルや橋、石油タンクなど揺れやすいものに被害が発生する可能性があるとされ、今回の地震では、鳥取県西部で揺れが最も大きい「階級4」が観測されました。
夢みなとタワー・掃部真一館長:
早い揺れ、モノが倒れる危険みたいな地震のイメージが強かったですから、今回みたいな建物ごとゆっくり揺れてて、そういう怖さは初めて感じました。
揺れがおさまるまでの時間は約50秒、窓の外の道路が水平方向に大きく揺れ、タワーがしなるように揺れているのがわかります。
さらにタワー3階、地上10メートルにある展示室でも…。
夢みなとタワー・掃部真一館長:
だいたい地上10メートルぐらいのところなんですけども、結構ここも揺れて展示物が倒れたりしました。
防犯カメラの映像を見ると、画面中央のマネキンが激しく揺さぶられ、低層階でも揺れが大きかったことがわかります。
今回の地震によるけが人はいませんでしたが、エレベーター2基のうち、1基は部品の一部が破損、いまも利用が停止されています。
夢みなとタワー・掃部真一館長:
(長周期地震動は)高い階ほど良く揺れるということでしたので、大丈夫そうだと思っても、何かしらの対策をした方がいいというところがありますし、(揺れが)ゆっくりしたタイプでも油断はできないということを肝に命じるということが一番の対策かなと思います。
今回の地震をうけ、夢みなとタワーでは、備品に滑り止めをつけるなど長周期地震動の対策も進めたいとしています。
