3月で東日本大震災の発生から15年となるのを前に、当時の体験を共有し記憶や教訓を未来に伝えようという催しが2月22日に岩手県宮古市で開かれました。
この震災の体験を共有する催しは宮古市災害資料伝承館が開いたもので、約20人が参加しました。
このなかでは、震災当時市内で消防団員として活動した中沢勤さんが、被災した地域の状況を避難所を運営する職員に伝えた体験について語りました。
消防団員として活動 中沢勤さん
「赤前はもう全部ないと聞いて(赤前出身の職員に)言わなければいけなかった。そうしたら職員は気丈に『そうですか、はい、わかりました』と言って、一生懸命避難所の運営をしてもらった。翌日ごろになったら(家族が)遺体で発見されたと聞いて、何も声をかけられない状況でした」
また22日は、参加者から『家族と共に津波から避難する際、道を通りやすくしてくれた人がいて本当にありがたかった』とのエピソードも語られました。
参加者
「消防団の方からお話を聞く機会はなかったので、貴重な体験だった」
宮古市災害資料伝承館 高岩将洋館長
「より多くの方に話を聞いてもらうことで、皆さんそれぞれの新たな教訓として、今後生きてくるのではないか」
この「震災を語ろう」という催しは3月22日にも開かれる予定です。

