島根原発2号機で規格外の部品を装着していることに約30年間気付かず、保安規定を満たさない状態で運転が続けられていた問題で島根・鳥取両県と松江市など自治体の担当者が調査や確認のため原発を訪れました。
6月8日は、立地自治体の島根県と松江市、それに周辺の鳥取県と両県5つの市の職員18人が島根原発を訪れ、部品の取り違えがあった1995年当時の作業報告書や金具の図面などを確認、担当者から説明を受けました。
このなかで、中電側は取り違えを防ぐための設計上の配慮がなかったことや作業員への教育不足により、現場で十分な確認が行われなかったことなどが原因だったとしたうえで再発防止に向け、正規品と明確に識別できるよう塗装の色や表示の方法を変えるなど対策を取ったことを報告しました。
問題の部品は、6月5日に正規品に取り換えられたということです。
島根県原子力安全監視室・田中浩一室長:
ほとんどの対策が実施済みという状況になっておりますので、今後の対策も含めて状況を注視してまいりたい。
中国電力島根原子力発電所・阿川一美所長:
地域の皆さまをはじめ、多くの関係者にご迷惑をおかけして、ご心配をおかけしたことを心よりおわび申し上げます。協力会社一体となって安全な発電所を目指してまいりたい。
中国電力は2026年4月、島根原発2号機で約30年にわたって原子炉内の燃料を支える金具の一部に本来の設計とは異なる模擬品を取り付けていたことを公表、その結果、一時的に社内の保安規定を満たさない状態だったとしています。
各自治体は今後、約1か月以内に調査結果を公表することにしています。

