シリーズ『熊本地震つなぐ未来へ』。前震の2日前に誕生した3つ子ちゃん。あの日、救われた小さな命はこの春、10歳になりました。
【3つ子】
「渡邊 健琉(たける)です。翔琉(かける)です。煌琉(ひかる)です。10歳になりました」
(2016年4月)
前震2日前に熊本市民病院で誕生。
長男・健琉(たける)くん1766グラム
次男・翔琉(かける)くん1822グラム
三男・煌琉(ひかる)くん1420グラム
NICU・新生児集中治療室にいた夜、揺れが襲った。
病院は倒壊の恐れあり、一人ずつドクターヘリで県外へ搬送。
【父・勤さん】
「まだ子どもを抱っこしたこともない。ようやく保育器の中で指を握ってもらったくらいの時だった。不安で不安で・・・どうなるか分からない状況だったので気が気でなかった」
(2016年10月・生後半年)
(2017年4月・1歳)
(2018年4月・2歳)
(2019年4月・3歳)
弟・優晴(ゆうせい)くん誕生、4人兄弟に。
(2020年7月)
令和2年7月豪雨で両親の職場や保育園が被災するもたくましく生きる姿を見せてくれた。
(2023年4月)
小学校入学‐
2026年春、4月12日で10歳を迎えた。
【母・晴香さん】
「本当に小さく生まれて・・・地震に耐えた子どもたちだったと思う。いろいろな方に支えられて、助けてもらいながら今までの10年があったのかな」
3人が今熱中しているのは相撲。
【父・勤さん】
「3人の人生が始まったときと熊本の復興が始まったときが一緒の時期だったので、両方とも順調に〈復興〉と〈成長〉をしてくれているのかなと。(地震から)20年後の熊本はどうなっているのか、この子たちはどうなっているのか、すごく楽しみ」
【母・晴香さん】
「兄弟でも家族でも助け合いながら、周りの人を助けながら、成長していってくれれば」
〈将来の夢〉は・・・。
【長男・健琉(たける)くん】
「大相撲の横綱になりたいです」
【次男・翔琉(かける)くん】
「お父さんのような人になりたいです」
【三男・煌琉(ひかる)くん】
「大相撲の力士になることです」
あの日、救われた小さな命は大きな夢を抱いて、力強く成長しています。

