2026年最初の満月「ウルフムーン」は3日(土)の夜に 名前の由来や観測のポイントは?
新年を迎えてから最初に見られる1月の満月は、「ウルフムーン」と呼ばれています。日本語に直訳すると「オオカミ月」です。クールな呼び名ではありますが、月とオオカミとの関係性について不思議に思う方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、2026年最初の満月「ウルフムーン」について紹介します。ウルフムーンという名前の由来や観測できる日時に加え、ほかの月の満月の呼び名や冬の天体観測の注意点も、あわせて解説します。ぜひ参考にしてください。
アメリカ先住民が名付けた1月の満月「ウルフムーン」
アメリカの農事暦では、月ごとの満月にそれぞれ名前がつけられており、1月の満月をウルフムーンと呼んでいます。
ウルフムーン以外にも、シバザクラ(ハナツメクサ)が咲く時期の4月はピンクムーン、イチゴが実る時期の6月はストロベリームーンなどの名称があります。
■由来は?
これらの名称は、アメリカ先住民が満月に独自の名前をつけることで、季節の変化を捉えていた伝統に由来しています。また、ウルフムーンをはじめとする満月の名称は、その月の満月を含む1か月の呼称にも用いられていたようです。
アメリカ先住民が暮らす地域では、夜が長く寒い時期に1月の満月を迎えます。木々や低木が休眠期に入り、野生の花の種が発芽を待つこの時期は、生命を育む次の季節に備えて土壌を休ませる時期ともいえます。
静かな夜、地上では静寂を破るオオカミの遠吠えが響き渡ったことから、1月の満月の名称「ウルフムーン」が生まれたとされています。
2026年のウルフムーンは1月3日の夜に! 新年初めての満月を観察しよう
国立天文台の暦要項(朔弦望)によると、2026年のウルフムーン(満月)は、1月3日(土)午後7時3分ごろとみられます。
天気予報や星空指数も参考に、新年初めての満月・ウルフムーンの観測を楽しんでください。
■月の暦が存在する理由
月の暦が存在する理由としては、月が平均約29.5日のサイクルで「新月→上弦→満月→下弦→新月」という満ち欠けを繰り返していることが挙げられます。月の満ち欠けは、月と太陽との位置関係の変化にともない、太陽に照らされて光って見える部分が変わるために起こるものです。太陽と月が180度離れたとき、満月となります。
月の満ち欠けのサイクルに当てはめれば、今後の満月の日時も予測可能です。次項では、2026年のウルフムーン以外の満月の日時を紹介します。
2026年の1月~12月の満月日時を一気に紹介!
■2026年 各月の満月とその名称
ウルフムーン 1月3日(火) 午後7時3分頃
スノームーン 2月2日(月) 午前7時9分頃
ワームムーン 3月3日(火) 午後8時38分頃
ピンクムーン 4月2日(木) 午前11時12分頃
フラワームーン 5月2日(土) 午前2時23分頃
フラワームーン(※2回目) 5月31日(日) 午後5時45分頃
ストロベリームーン 6月30日(火) 午前8時57分頃
バックムーン 7月29日(水) 午後11時36分頃
スタージョンムーン 8月28日(金) 午後1時19分頃
コーンムーン(ハーベストムーン※) 9月27日(日) 午前1時49分頃
ハンターズムーン 10月26日(月) 午後1時12分頃
ビーバームーン 11月24日(火) 午後11時54分頃
コールドムーン 12月24日(木) 午前10時28分頃
動物や気候、植物など、バリエーションが豊かですね。満月を見上げながら、遠い地で暮らす先住民が見出した季節の変化に想いを馳せてみるのも、粋な過ごし方といえそうです。
※2026年の5月は満月が2回あります。
1か月に2回満月があるときの2回目の満月をブルームーンと呼びます。諸説ありますが、めったにないことを意味する英語の慣用句「once in a blue moon」が由来とされています。
※秋分に最も近い満月は「ハーベストムーン」とも呼びます。
ウルフムーンの観察前に確認しておこう!冬の天体観測の注意点
■空気の透明度…夏より冬のほうが条件◎
空気の透明度には、空気中に漂う塵や水分量の増減が関わっています。水分量が少なくなるほど、空気が澄んで見えるようになります。一般的に、冬は夏よりも空気中の水分量が少なくなるため、空気の透明度が増します。
■冬の夜の天体観測のすすめ
ただし気温が低いため、冬の天体観測には防寒対策が欠かせません。マフラー・帽子・手袋・耳当て・カイロなどの防寒アイテムも活用し、暖かい服装で観測しましょう。天気予報で、気温や寒波情報などをチェックしておくことも大切です。
ウルフムーンは肉眼でも観察可能ではありますが、より鮮明に観察するために双眼鏡や望遠鏡を使ってもよいでしょう。双眼鏡は、三脚に固定することで手ぶれがなくなり、快適に観察しやすくなります。
ただし、月面に太陽の光が正面からあたっている満月の場合、クレーターの凹凸を鮮明に見ることはあまりできません。また、望遠鏡で満月を見るとまぶし過ぎるときは、長時間の観察を控えたり、製品オプションのムーンフィルターを併用したりするとよいでしょう。
