台風15号本体の雨雲が四国地方へ移動 まもなく上陸へ 大雨災害に警戒を
台風15号は午後9時現在、九州の東の海上を移動中。九州では太平洋側で非常に激しい雨が降り続き、宮崎県には線状降水帯が発生。宮崎県に顕著な大雨を降らせた活発な雨雲は四国へと移動している。接近前から四国や近畿南部、東海で激しい雨が降っているため、さらなる大雨によって起こる災害に厳重な警戒を。
九州で線状降水帯発生 台風本体の雨雲は四国へ移動中
台風15号は午後9時現在、宮崎県延岡市の東南東約30㎞を北北東に進んでいるとみられます。九州では午後になってから、太平洋側で非常に激しい雨が降り続き、宮崎県で線状降水帯が発生しました。台風15号が接近する前から四国や近畿、東海など太平洋側にも発達した雨雲がかかっています。台風本体の雨雲は午後9時現在、九州から徐々に四国へと移動しつつあります。四国では愛媛県があす朝にかけて、高知県と徳島県はあす5日昼前にかけて線状降水帯が発生し、災害発生の危険度が急激に高まる恐れがあります。
台風が近づく前の対策 大雨に備えて
今回の台風では大雨が心配されますが、事前に備えておくポイントは、次の3つです。
1つめは、水害に備えて、雨どいや排水溝、側溝を掃除し、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。
2つめは、浸水による被害を防ぐため、家財道具や家電製品、食料品などは、可能な限り、高い所や2階以上へ移動させておくと良いでしょう。押し入れの下の段に入っているものは、上の段に移しておくだけでも、被害を小さくできます。
3つめは、電源のコンセントは抜いておくと良いでしょう。電源のコンセントが水につかると、漏電やショート、感電の恐れがあります。
いずれも、台風が近づいてから備えるのではなく、台風情報を確認して、早めに対策を行ってください。