東京都心でゲリラ雷雨発生中 晴れている所も天気急変に注意
今日10日(水)の関東地方は、大気の状態が非常に不安定。朝は晴れていた東京都心でも昼前から雨雲が急発達し、土砂降りとなっている所も。このあと夕方にかけて、ゲリラ雷雨に警戒が必要です。
東京都心でゲリラ雷雨
今日10(水)は日本付近に停滞している秋雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となっています。また、正午までの最高気温は、千葉県市原市の牛久で35.4℃と猛暑日となっていて、東京都心でも31.6℃まで上がりました。地上の気温が上がっているところに、西から寒気を伴った気圧の谷が近づいているため、関東は大気の状態が非常に不安定となっています。
朝の通勤・通学の時間帯は晴れていた所が多かったですが、昼前から局地的に雨雲や雷雲が発生。東京都心でもゲリラ雷雨となっています。12時30分現在、東京都文京区・台東区・荒川区に大雨警報(浸水害)、千葉県松戸市には大雨警報(浸水害)と洪水警報が発表されています。
今夜にかけてゲリラ雷雨に警戒
このあと関東南部は夕方にかけて、関東北部は夜の初めにかけて、局地的に1時間に50ミリ以上の滝のような雨に警戒が必要です。
自分の住んでいる所は晴れていても、隣町では滝のような雨が降るといったゲリラ的な降り方となります。黒い雲が見える、ゴロゴロと雷鳴が聞こえる、急に冷たい風が吹く時は、天気急変のサインです。頑丈な建物などに避難しましょう。お車を運転の方は、アンダーパスなど低い土地の浸水などに警戒が必要です。
街中でゲリラ豪雨が発生 避難のポイントは
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)が街中で発生すると、アスファルトなどによって水はけが悪いために、思わぬ所に水が溜まる恐れがあります。そこで、避難の際は、次の3つのことに注意が必要です。
①雨宿りをする際は、建物の地下室や、地下街などではなく、建物の1階以上の場所を選びましょう。橋の下も、川が増水する恐れがありますので、絶対に避けて下さい。
②浸水した道路を歩く時は、とても危険です。水の流れに足をとられてしまう恐れがあるだけでなく、足元が見えないので、側溝やマンホールに落ちてしまう可能性もあります。やむを得ず、水の中を歩く場合は、棒などで足元を確認しながら進みましょう。
③アンダーパスなど低い所を通る道路では、車が水につかると、水圧によって、ドアが開かなくなることもあります。運転の際は、なるべく低い所を通る道路を避けるよう、心がけてください。