今日17日も北海道は真夏日ゼロ 明日18日以降は秋の空気 21日は10月並みに
今日17日の北海道は、道南や道東を中心に気温が上がりましたが、午後3時までに最も高くなった白糠(釧路地方)、大津(十勝地方豊頃町)、大樹(十勝地方)でも最高気温は29.1℃と、最高気温30℃以上の真夏日の地点はありませんでした。明日18日以降は上空に秋らしい空気が入り、今日より気温の上がり方は鈍くなるため、今年の北海道ではもう真夏日はないかもしれません。
9月6日以来真夏日なし 昨年2024年の道内最後の真夏日は9月10日
今年の北海道の夏は記録的な猛暑となり、夏の3カ月(6~8月)の平均気温の平年差は北海道全体の平均で平年を3.7℃上回り、1946年からの統計史上最も高くなりました。9月上旬も平均気温は全体平均で平年より2.4℃高く、歴代5番目の高さとなるなど、9月に入っても残暑が続いています。
しかし、最高気温30℃以上の真夏日となると、過去30年の平均でも、道内でその年最後に真夏日が観測されるのは9月6日頃と、9月上旬で真夏日が終わる年が多く、昨年2024年も9月10日が最後の真夏日でした。特に9月の後半に真夏日が現れるケースはかなり珍しく、ここ10年でも2023年9月18日と、2022年10月1日の2日しか例がありません。
今年も9月6日に新得(十勝地方)で30.7℃、北見で30.4℃など、4地点で真夏日となったのを最後に、北海道内では観測されていません。この先も平年より気温は高めで経過する見込みですが、30℃を超えるような暑さは、今年の北海道ではもうないかもしれません。
地域によっては夏日も終わりに? ようやく秋の足音が
今日、北海道付近を寒冷前線が通過しましたが、前線の後面にはこの時期としてもやや冷たい空気が入っているため、明日18日以降は、次第に平年並みの最高気温の日が多くなりそうです。25℃に届かない所も増え、雨の降る21日日曜日頃には、広い範囲で20℃にも届かず、10月並みの所が多くなる見込みです。
例年(過去30年平均)のその年最後の夏日(最高気温25度以上)は札幌で9月19日頃、帯広で9月22日頃、旭川で9月16日頃、函館で9月18日頃など、9月の後半となると、そろそろ最高気温25度以上の夏日もシーズン最後という所が多くなってきます。
異例の暑さ、そして長さとなった今年の北海道の夏ですが、ようやく季節の変わり目を迎えることになりそうです。特に朝晩は徐々に冷え込む時期にもなるため、気温変化で体調を崩さないよう十分注意して下さい。