能登半島地震と奥能登豪雨による二重の被害を乗り越え営業を再開した石川県輪島市町野町のスーパーの店主。地元の中学生に復興への夢や地域への思いを伝えました。
19日、輪島市町野町の東陽中学校で行われた特別授業。
講師に招かれたのは、地元でスーパーマーケットを営む、本谷一知さんです。
本谷さんは能登半島地震で被害を受けながらも店を開き続けその後の豪雨では店舗が水につかるなどしました。それでもすぐに仮設のスペースで営業を再開。現在は本格的に営業を行い地域の復興に向け精力的に活動しています。
授業では被災した後にうつ病になったことを話した本谷さん。すると生徒からこんな質問が…
生徒:
「うつになったって言ってたと思うんですけど、その時にスーパー辞めたいと思いましたか?」
本谷さん:
「思ったよだって、うつになった原因ってはっきりしているんだけど地震で全部ゼロになったじゃない。元通りにしてもこのまま町がどんどんお客さんが減っていって減っていったら売り上げがないから、従業員さんも減らしていってだんだん縮小していって終わりが見えたんだよね。それ以上につらいことないと思うんだよ。でもある意味、豪雨災害でゼロになって新しいことをしようって理想がバーンって跳ね上がったんだわ。夢とか理想ってある意味大事だわ。」
さらに本谷さんは、現在のスーパーを拡充させ体験型旅行ツアーの拠点施設を作る計画など今後の夢を語りました。
生徒:
「地震とか洪水とかいろんなことがあっても諦めずに再建していくことが大事なんだって分かりました。」
本谷さんが取り組む体験型旅行ツアーの施設は、来年3月に完成する予定です。

