tenki.jpトップ サイトマップ ヘルプ

tenki.jp

    岩手・大槌町の山火事の焼失面積「羽田空港」超え 土の中に“くすぶる火” ついに雨降るも1時間降水量は2.5ミリ程度

    岩手県の山林火災は、6日目の27日も延焼範囲が拡大しています。
    週末には福島県や新潟県でも山林火災が相次ぎました。

    山林火災6日目の27日、くすぶる炎のすぐ下に見えていたのは、地元の高校生らが学ぶ大槌高校の校舎です。

    この週末も延焼範囲が拡大。
    大槌町内の焼失面積は1618haに達し、今や羽田空港の総面積を上回る規模に。

    25日、住宅が立ち並ぶ地区では、激しさを増す炎を前に「ああまた出るよ!火が。ほら、ああー…」「ヤバい…見ろ…」「恐ろしい、ヤバいよこれ」など悲痛な叫びが聞こえていました。

    別の場所でも、山から炎が見え始めたと思ったわずか30秒ほどあとには、瞬く間に炎が広がります。

    さらに26日の夜、FNNの取材班が訪れていたのは三陸沿岸道路の大槌インターチェンジ周辺。
    高校や小中学校、幼稚園なども並ぶ町の生活拠点の1つですが、山を見るとオレンジ色の炎が連なっているのがはっきりと確認できます。

    よく見ると、木全体が燃えながら火の粉を飛ばしている様子が。
    やがて、すぐ隣の木に火が燃え移る様子も見られました。

    山中から市街地へと炎が迫る様子は、東京大学大学院・渡邉英徳教授による衛星画像の分析でも明らかに。

    東京大学大学院・渡邉英徳教授:
    こういう山際に切り開かれたところに家がたくさん建っている。4月25日(発災4日目)に入り、一番近い住宅から熱が感じられるくらいの距離まで火がおりてきていることがわかる。

    今回の山林火災では、地元の消防だけでなく12の都道県から1500人規模の消防関係者が懸命の消火活動を続けています。

    険しい山中で、消防隊は一見炎が消えたように見える土を掘り返し、熱の状況を調べていました。
    怖いのは、こうした場所から再び火の手が上がることだと今回参加する消防関係者は話します。

    新潟県長岡市消防本部・白井聡消防司令長:
    土の中はかなり堆積物が厚く堆積されているので、その下のなかで火がくすぶっている。完全に消火しているように見えても、中で“くすぶり”がありまして、強風にあおられてまた再燃してしまうと。

    鎮圧にはまだ遠い状況が続く、今回の山林火災。
    発生から6日目の午後、現地では、ついに恵みの雨が降り始めました。

    ただ、大槌町周辺の観測所では、27日の1時間あたりの降水量は、多い時間帯でも2.5mm程度。
    まとまった雨にはなっていません。

    住民の不安が消えぬ中、実は26日、岩手県の大槌町以外でも相次ぎ山林火災が発生。

    その1つは、福島県の喜多方市です。

    この火災で、市は周辺住民458人に一時、避難指示を発令しましたが、27日になり鎮圧状態に。

    また、新潟県でも26日、長岡市と魚沼市で山林火災が発生しましたが、どちらの火災も鎮圧状態になりました。

    総務省消防庁のまとめでは、林野火災の発生は2月から5月がピークで、中でも4月が最多の件数となっています。

    さらに専門家は、地球温暖化により春に大規模な山火事が増える傾向が顕著になっていると話します。

    日本大学 生物資源科学部・串田圭司教授:
    去年の大船渡の山林火災が大規模山火事というものになる。乾燥の時期に気温が高くなると、どんどん蒸発が促進されて、乾燥と強風がそろってしまった。それで大規模な火災に至った。

    岩手・大槌町の山火事の焼失面積「羽田空港」超え 土の中に“くすぶる火” ついに雨降るも1時間降水量は2.5ミリ程度

    天気ガイド

    雨雲

    最新の記事(気象予報士)

    今日の天気 28日04:00発表

    tenki.jp公式アプリ
    今日の最新天気が一目でわかる tenki.jp 山頂や登山ルートの天気がわかる tenki.jp登山天気