「東日本大震災」から15年 今私たちが備えるべきことは
「東日本大震災」
東日本大震災の発生から、今年で15年が経ちます。地震による死者・行方不明者数は2万人以上にものぼり、戦後最悪の被害をもたらしました。地震による被害の多くは「津波」によるもので、死因の9割以上が「溺死」となりました。
震度7の揺れ
震度7の地震は、1995年の阪神大震災で初めて記録し、その後は2004年の新潟県中越地震、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震の前震と本震の2回、2018年の北海道胆振東部地震、2024年の能登半島地震で7回目となりました。
「南海トラフ地震」発生の可能性
今回、隆起量のデータや地震発生確率の計算方法を見直し、南海トラフ地震の発生確率を計算し直した結果、具体的には、地震発生間隔と隆起量データを用いた計算方法からは、「60~90%程度以上」という確率値が算出されました。
また、多くの海溝型地震で用いている、発生間隔のみを用いた計算方法からは「20~50%」という確率値が算出されました。
地震発生確率について地震本部では、海溝型地震のうち、30年以内の地震発生確率が26%以上の場合は、ランク表記で最も高い「IIIランク」(高い)と位置付けることとしています。
今回見直したいずれの確率計算の結果も、見直し前の結果も、同じく「IIIランク」(高い)に位置づけられ、「南海トラフ地震」はいつ発生してもおかしくない状況となっています。
政府は「60~90%」を念頭に行動してほしいとしています。
日頃からできる備え
まず、家の中で揺れが起きたことを想定して、家具の固定や補強がされているか、家の中でも安全な場所はどこかを確認しましょう。
避難経路や避難場所も家族で共有し、家族がバラバラに離れた時の連絡方法もすり合わせしておくと安心です。
東日本大震災で大きな被害が出た津波に関しては、各自治体で津波浸水予測図や津波ハザードマップ、避難場所を公開していますので、確認をしておきましょう。
地震による災害発生後は、道路の寸断などにより救助や支援活動が満足にできないため、緊急物資の輸送が困難になります。このため、救助や支援が受けられるまでの食料や飲料水は、各家庭で備蓄をしておきましょう。いざという時のための備蓄品は、トイレや食事、衛生管理などに役立ち、災害関連死のリスクを減らすことができます。
季節が変わると必要なものも大幅に変わるため、今の時季だとどんなものが必要かを改めて見直して、備蓄が十分かどうかを確認しておくと良いでしょう。
また、いざという時の行動には事前に訓練をしておくとスムーズです。日頃から地域で行われる防災訓練やシンポジウムに積極的に参加するのも良いでしょう。

