小寒とは?冬本番に備えるポイントや季節の行事を解説
小寒(しょうかん)とは?いつ?
小寒から始まる約30日間を「寒(かん)」と呼び、この初日が「寒の入り」で、前半が小寒、後半が大寒(だいかん)にあたります。この期間は「寒中(かんちゅう)」とも呼ばれ、一年で最も寒い時期です。つまり「寒の入り」は厳しい寒さへの入り口を意味しています。また小寒から大寒(だいかん)へ季節が進むにつれ、気温はさらに低下し、1月下旬から2月上旬が寒さのピークとなります。
なぜこの頃に寒さが本格化するのかというと、この頃は、冬型の気圧配置が強まって大陸の冷たい空気が日本付近へ流れ込むこと、空気が乾燥しやすく、北風が吹くため、体感温度が下がりやすいこと、そして晴れた夜は地表面の熱が奪われる放射冷却が起こり、朝の冷え込みが強まることなど、複数の要因が重なっています。
この時期の寒さの傾向と生活への影響
近年は地球温暖化の影響で暖かい日が多いものの、一時的に強い寒気が流れ込むこともあるため、厳しい寒さには注意が必要です。合わせて、空気の乾燥しやすい時期でもあるため、風邪やインフルエンザが流行しやすくなります。
また日本海側は本格的な雪の季節でもあります。短時間で一気に積雪が増えることもあり、大雪による交通障害や落雪、路面の凍結などにも注意が必要です。
小寒の時期の季節行事~季節と寄り添う暮らし
また松の内が明けた頃から立春までに出す寒中見舞いは、寒さを思いやる心を届ける習慣です。「寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか」「冷え込む日が続きますので、お身体を温めてお過ごしください」「朝晩は氷点下となる日も増えました。路面の凍結にお気をつけください」など、お便りにその日の天気や気温の話題を添えると、季節への理解が深まるかもしれません。
また、この時期に行われる「寒稽古(かんげいこ)」は厳しい寒さの中で心身を鍛ええる伝統です。冷たい空気の中で体を動かす際は、十分な準備運動や防寒が欠かせません。
古くから受け継がれてきた知恵や行事は、どれも寒さをただ我慢するのではなく、季節に寄り添い、楽しみ、乗り切るための工夫にあふれています。小寒は冬の厳しさの中にある豊かさに、そっと目を向ける季節でもあるのです。
厳しい寒さを味方に
一方で、乾燥や冷え、大雪などのリスクがピークを迎えるのもこの時期です。体調管理や寒さ対策、大雪への備えなど、日々の備えや工夫が安全な生活を支えるカギとなります。気象情報をこまめにチェックすることで、乾燥する日には加湿や火の元への注意を、雪や凍結が予想される日には早めの準備や交通状況の確認を、また寒気が強まり、グッと寒くなる予想のある日は、外出を控えたり服装を工夫を、といった判断がしやすくなります。
そうした日々の小さな工夫が積み重なることで、寒さの厳しい時期を安全に、そして健やかに過ごすことができます。寒さのピークを乗り越えながら、その先に待つ春を楽しみに、季節の行事や冬の季節の小さな変化を楽しんでいきたいものですね。
