日本気象協会の天気予報精度結果(2025年7月~9月)PR
「当日を対象とした降水の有無の適中率」については、日本気象協会は気象庁と同等程度、「翌日を対象とした1時間ごとの天気予報の適中率」については、日本気象協会は気象庁よりも精度が高いことを確認しました。
当日の降水の有無の適中率に関する検証結果について
今回は、皆様にtenki.jpで使用している日本気象協会の気象予測「JWA統合気象予測」の2025年7月~9月の予報精度結果をご報告します。
7、8月の「JWA統合気象予測」は、実際に雨が降った際に雨と予測していたかという「補捉率」は良かったものの、雨を予測した際に実際に雨が降ったかという「一致率」が気象庁の予測を下回り、「雨が降ると予報した日に、実際に雨が降ったか」という総合的な指標である適中率は、気象庁に比べて1ポイント低いという結果となりました。
この結果を踏まえ、より精度の高い天気予報がお届けできるよう、改善を続けてまいります。
<当日の降水の有無の適中率 算出方法>
「当日の降水の有無の適中率」は、当日の朝(5時)に発表した予報をもとに、その日の5~24時に合計1mm以上の降水があったかどうかを評価します。
このため、ある地点で雨が降る時間帯が予報と実際の観測が異なっていたとしても、当日のどこかの時間帯に雨が降れば(もしくは雨が降らなければ)、天気予報は当たった(適中した)と評価します。
*当日の降水の有無の適中率の算出方法はこちら
日本気象協会では、ある地点で“当日のどこかの時間帯に雨が降る”という予報だけでなく、“その日の14時に雨が降る”と予想したら、実際にその時間帯から雨が降り出すといった1時間ごとの天気予報も適中させることが、皆様の予定や行動、安心といった、“少し未来の暮らし”を支えるために必要であると考えています。
特に、夏場の急な雨などの天気の急変は予定や行動に大きく影響を与えてしまうことから、2024年の精度公表の取り組みから、当日の降水の有無の適中率だけでなく、「翌日における1時間ごとの天気の適中率」についても検証を行っています。
「翌日における1時間ごとの天気予報の適中率」に関する検証結果について
2025年7月~9月に発表した予報を検証した結果、「翌日における1時間ごとの天気の適中率」は7月が74%、8月が73%、9月が68%と、いずれの月においても気象庁の適中率を上回りました。
7月~9月にかけての3か月間を通してみると、「JWA統合気象予測」の適中率は気象庁を平均で11ポイント上回る結果となり、夏場の翌日の1時間ごとの天気を精度よく予測できていたことが分かりました。
<1時間ごとの天気予報の適中率 算出方法>
晴れ・曇り・雨・みぞれ(雨または雪)・雪の予報と実際の天気が、1時間単位でぴったりと当てているかどうかという独自の指標で検証をしており、非常に厳しい評価基準となっています。これは、例えば、ある1時間で晴れと予報しても、実際に少し雲が広がり、曇りになった場合の適中の判定は「外した・不適中(×)」として、検証を実施していることになります。
※1:気象庁の天気分布予報について
※2:気象庁の推計気象分布について
*詳細な「翌日における1時間ごとの天気の適中率」の算出方法はこちら
tenki.jpは、日本気象協会が誇る「JWA統合気象予測」による精度の高い予報結果をお届けするとともに、生活に寄り添った天気予報を日々提供することにより、これからもあなたの“少し未来の暮らし”を支えていきます。
